マスターCD for Audioの作り方

sinjo

2007年08月25日 10:36

マスターCD/マスターDVDの作り方を教えてください!!
って質問も多いんですよ。

CDとDVDではちょっと違いますので、今日はマスターCD for Audioの作り方をお教えします。
※レコーディング〜マスタリングについては今後のブログで紹介します。

レコーディングを済ませて、音の調整が完了すると、マスターCDを作成します。
ハードディスクレコーディングやMTRでマスターCDを作成する方も多いようですが、あまりオススメしません。できれば、パソコンを使って、専用ソフトでマスターCDを作成した方がいいですね。

理由は、AudioCDの規格に沿っていない場合があって、音飛びやエラーが発生する可能性があるからです。
「再生できますよ!」「コピーできましたよ!」とおっしゃる方も多いのですが、そうゆう事ではありませんので、ご理解くださいませ。

パソコンでと言いましたが、これはMacintoshでもWindowsでもどちらでも構いません。また、AudioCDの規格に沿っているのであれば、どのソフトウェアでも構いません。

どんなソフトで作成しているのかという質問も多いので当社の環境をお知らせします。
Macintosh G5 ・ OS 10.4.8 ・ Toast 6 Titanium
ほとんどのマスターCDはこの環境で作成しています。
※当社ではWindowsではマスターCDは作成していませんが全く問題ありませんよ。

どこのCD-Rを使っていますか?という質問も多いのですが、これは非常に難しい質問です。
今回のブログはAudioCDについての説明ですので、AudioCDに合わせた答えだとすると、太陽誘電製、CD-R for master、CDR-74MY10Pこれしかないでしょう。
Audio専用CD-Rが音がいい!という事をおっしゃるスタジオもあるようですがあくまでも噂。
マスターCDという目線で言えば、マスター専用CD-Rが一番いいです。

東京のスタジオから入稿される際には、必ずこのCD-Rが使われています。
沖縄のスタジオは・・・残念ながらよくわかっていないようです。
このCD-Rは、沖縄の量販店では販売していませんので、当社にて販売しております。
1枚525円です。ちょっと高いけど、マスターCDだけは贅沢をしてください。

デジタルデータの010101だから、どんなCD-Rでもいいのでは?音質も変わるの?って聞かれますが、具体的に説明はできませんが、安いメディアと高いメディアは同じではないです!としか言えません。
あくまでも私の意見ですが、忠実にデータを書込み、忠実にデータを詠込めるための、あらゆる技術が使われているのが高いメディアだと思います。

これから1,000枚もプレスするためのマスターCDなのですから、贅沢なCD-Rを使ってもいいのではないでしょうか。作品作りの第一歩です。ご検討ください。
せめて、日本製のディスクを使いましょう。

次回は、実際に焼き込み段階の注意点をお知らせします。

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