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2008年02月23日

.imgファイルの作り方

2/19からスタートした、ISO9660イメージデータ入稿ですが、作成方法を教えてください!!という質問が多く寄せられていますので、作成方法を説明します。

なお、下記のライティングソフトでの動作確認がとれています。
できる限り下記のライティングソフトで作成してください。
Macintosh(Toast、Jam)
Windows(Easy Media Creater、Nero、B's recorder Gold、WinCDR、CloneCD)
※機能限定されているバンドル版ソフトは使用せず、必ず製品版をご利用ください。
※データ入稿時にはライティングソフト名、バージョンをお知らせください。
※DVD-5、DVD-9の場合はデータ容量が大きいため、事前にご相談ください。
※入稿方法はその都度お知らせいたします。

【注意】ライティングソフトによっては操作方法が違います。名称、呼び名も違うことがありますが、基本的な操作方法は同じです。詳しくはライティングソフトのマニュアルでご確認ください。
このブログでは、当社で使用しているMacintosh(Toast)での操作方法を紹介します。

●CDは容量も小さいので比較的簡単に作成することができます。
1)データ、オーディオ、ビデオなど、ファイルに対応した方法でフォーマットを決めます。
2)ディスク名称を入力します。
3)ライティングソフトに全てのデータを追加します。
4)"ファイル"ウインドウから"ディスクイメージで保存"を選択します。
5)品番.toastというファイル名で保存します。
  ※拡張子はソフトによって異なる場合があります。

ここまでの作業でISO9660イメージデータが完成します。
次はISO9660イメージデータが問題なく作成できたかを確認します。

6)"コピー"の"イメージファイル"フォーマットにして、できたファイルをドラッグします。
7)CD-R(ブランクメディア)をドライブにセットし、CD-Rを1枚作成します。
8)仕上ったCD-Rを再生し、データ内容をチェックします。
9)CD-Rに問題が無い場合は、ISO9660イメージデータを当社へ入稿します。

最後にデータの入稿方法です。

E-mail入稿、Web入稿、FTP入稿が利用できます。
5MB以内のデータの場合は、E-mail入稿でも構いません。
5MB以上のデータの場合、Web入稿またはFTP入稿をご利用ください。
入稿の準備ができましたら当社までお知らせください。
入稿方法を説明いたします。

宅ファイル便などの無料のデータ転送サービスを使用しても構いません。
1GBまで無料で送信できるPostfile.jpも簡単に入稿できます。

ISO9660イメージデータ入稿は何と言ってもスピードが特徴です。
即日入稿も可能ですし、郵送時の破損も一切ありません。また、当社サーバーから直接プレス工場のサーバーへデータを入稿できますので、最大1週間の大幅な納期短縮にもなります。

更に、データ欠落、データ破損などの見た目でわからない不都合も一切回避できます。
ただし、インターネット環境で大きく差がでますので、光接続の方のご利用を推奨させていただきます。
各ライティングソフトの使用方法は説明できませんが、色々トライしてみてください。

DVD-5、DVD-9を希望の方は、データ転送が難しくなります。
当社からプレス工場までは専用回線で接続されていますので問題ございませんが、当社までのデータ転送方法が難しくなります。

5GB以内でしたらfilebankを利用すると、1,350円で送信することも可能ですが、有料サービスを利用するのでしたら、マスターを郵送しても同じです。

当社のFTPサーバーに空きがある場合はFTP入稿をご案内することもできますが、複数の方のご利用もありますので、大容量の方のご利用は難しいと思います。

お客様ご自身のサーバーに収納できるのでしたら、当社にてダウンロードすることは問題ございませんので、DVD-5、DVD-9でISO9660イメージデータがご希望の場合は、事前にお問合せください。
900MB以内のDVD-5はPostfile.jpから入稿可能です。  


Posted by sinjo at 15:17Comments(0)

2007年12月21日

国内プレスと海外プレスの違い

納期や品質の違いをあげられることが多い、国内プレスと海外プレスの違いですが、どちらかと言えばプレス代行をしている会社の都合によって言われていることが多く、皆さん誤解されているように思われます。

下記の文章は当社での見解ですので、必ずしも他の会社では当てはまらないこともあるかもしれません。当社ではこのように説明させていただいています。


まず納期ですが、国内は早くて海外は遅いという点。
これは間違いだと思います。

国内プレスも海外プレスもおおよそプレス完了するまでに3〜5営業日かかります。
工場の込み具合で大きく差がでますので、国内プレスでも7営業日かかることもあります。

当社の場合は主に海外プレスですが、7営業日で納品することも可能です。
工場とスケジュールが合わせられれば、最短4営業日で出荷したこともございます。

正直言って海外プレスの場合は、通関の日程や輸送の問題もあって、短納期で出荷するのは厳しいのですが、国内プレスが早くて海外プレスが遅いのは間違いです。


次に品質ですが、国内は高品質、海外は若干劣るという点。
これも間違いだと思います。

確かに海外プレスで、品質が悪い工場も存在します。しかし、品質が悪い工場は一部です。ハリウッド作品、日本のメジャー作品を製造している品質の良い海外工場もあるのです。

当社が製造委託している工場は、台湾のトップスリーの工場です。
それぞれ得意な分野がありますので、コンテンツに応じて工場を振り分けています。

当社のサウンドエンジニアがマスター音源とプレスされたCDを聞き比べて「高音の伸びが足りない」「低音が弱い」とか言うことがありますが、海外だから悪く、国内だから良いということは無いとハッキリ言っています。

工場によっても多少の差はありますが、一番はプレス機の個体差と言っています。
スタンパー作製時、プレス時、両方がマッチすると、ほぼ音源通りの仕上りになるようです。

じゃあ、どこでプレスした方が品質がいいの?と聞かれるのですが、それは、私たちにもわかりません。仕上ったCDを聞いてみて、納得のいく仕上りが海外プレスでできた場合は、それが一番だと思います。必ずしも国内プレスが良くて、海外プレスが悪いということにだけはならないと言うことです。

当社ではご要望に応じてプレス工場を選択できます。音質にこだわるのでしたら工場を指定することもできますので担当者にご相談ください。一番合った工場でプレスできるように調整いたします。

【補足】音質の差がわかるのは、音源の作製に携わった人(マスタリングエンジニア)にしかわからないようです。CDの購入者はマスター音源を聴いてないから100%わからないようですよ。


最後に料金です。
国内が高くて、海外が安いという点ですが、これは本当です。
但し、価格と品質は比例してはいませんので、誤解されないでください。

当社でもお客様が希望すれば国内プレスも可能ですが、国内プレスの場合はスタンパー料金がかかり、海外プレスの場合はスタンパー料金が無料なだけです。

枚数が少ない場合は海外プレスの方が良いですし、枚数が多い・再プレス予定の方は国内プレスの方がメリットがある場合もあります。

枚数の分岐点は10,000枚ぐらいだと思います。
10,000枚を超える大量枚数の場合は国内プレスの方が安くなることがあります。
こまめに再プレスする方などは、国内プレスも検討してみてください。

当社が利用している国内工場は、原料や製造工程にもこだわって、セキュリティーやクリーンルームの維持にも力を入れていますので、料金が高いとは一概には言えない部分です。料金が高いだけの理由があります。

当社が利用している海外工場も、年間1億枚以上の生産をし、日本の工場と変わらない設備で製造しています。当社としては品質の良い海外工場で安価なプレスを提供し、プレス枚数が増えたら更に安価な国内プレスを提供するのが一番良いと思っています。  


Posted by sinjo at 10:59Comments(1)CDプレス

2007年12月10日

感謝祭プランと通常プランの違い

大好評の大感謝祭プランですが、通常プランとの違いを教えてくださいという質問が多いので、ご説明いたします。

当社のサービス開始10周年記念として、これまでの感謝を込めて大感謝祭を11月からスタートしました。
当初は一番ご利用されているプランをできる限り格安で提供する予定でしたが、想定外のプランでお申込みが多かったため、12月から完全パッケージプランへパワーアップすることにしました。

通常プランと違いは、組立方法と納期です。
まず、組立方法は大感謝祭プランは自動組立/包装機を利用します。
通常プランは全て人手による作業です。

ケースには小さな傷があることもあります。
印刷物も汚れていることもあります。
ディスクにも擦れ傷や汚れがあることもあります。
このようなNG品は丁寧に手作業で検品しながら組立てるのが一番なのです。
しかし、時間がかかりますので自動組立/包装機で組立するのが大感謝祭プランになります。

自動組立/包装機は納期も早くなります。
大感謝祭プランは納期も若干早くなりました。
ただし、通常プランのお客様が優先になりますし、大感謝祭プランの場合は12〜25日でお届けしますので組立工場の込み具合で納期が変わります。

では、どのような場合に大感謝祭プランを利用するのがおトクなのか・・・
1)納期がゆっくりでも構わない。早ければラッキー。
2)完全パッケージでオーダー予定。
3)とにかく安く仕上げたい。などなど。

逆に、どのような場合に通常プランを利用するのがおトクなのか・・・
1)納期を確実にしたい。できるだけ最短納期で。
2)バルクやケースなどで、印刷物を必要としない場合。
3)とにかく他と違って目立つように製造したい。などなど。

ケースバイケースで選択してください。

なお、大感謝祭プランは今だけのサービスです。
いつまで続けるかは決まっておりませんが、今後の原油価格が今以上に上がる場合は早めに、上げ止まりなら当分続ける予定です。
1年は続けたいな、という気持ちです。

特に、ページ数が多くて今まで製造を見送ってた方はものすごくおトクです。
8ページ以上のブックレットタイプになればなるほどお安くなっています。
この機会にどうぞご利用ください。

大感謝祭の詳細ページは
CDプレスDVDプレスCDプレス+DVDプレスで紹介しています。  


Posted by sinjo at 18:31Comments(0)プラン

2007年11月14日

普通・・・

ご希望のケースは? CDプレスをして、普通のケースに入れてください。
デザインはどのような感じですか? 普通のデザインです。
包装はどうしますか? 普通の包装で!

こんな感じの質問があまりにも多すぎます。
普通って何ですか? 私たちには普通がありません。

どんなケース、どんなデザイン、どんな包装と、具体的に言っていただかないと全くわかりません。
『お客様の普通と他の方の普通が一致しません』って私も言ってしまいます。

商品名がわからなくても、専門用語がわからなくてもいいので、具体的に説明してください。
インターネットでのお取り引きですので、言い間違いが後のトラブルになります。

100名のお客様が100名とも同じもの作りません。ケースの色、ブックレットのページ数、盤面のデザインなど・・・オリジナル製品の製造ですので、普通がないんです。

わからなければお電話ください。説明いたします。  


Posted by sinjo at 09:42Comments(0)

2007年11月11日

盤面印刷の種類について

質問/インクジェットプリンター印刷、カラーレーザー印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷の違いを教えてください。

このようなお問合せがありましたら、これまではお電話で説明しますので、当社までお電話くださいとお知らせしていました。

メールで返事をするのが面倒だからではありません。ちょっと文章で表現するのが難しいので、お話ししながらお伝えする方がわかりやすいからです。

お返事ブログを始めましたので、今回はちょっと長くなりますが、ブログでご説明したいと思います。

●インクジェットプリンター印刷
ご家庭で使う事の多いプリンターがインクジェットプリントです。液体のインクを用紙に吹き付けて定着させる印刷方式で、一番普及しているプリンターだと思います。

近頃は家庭用のプリンターでもCD-RやDVD-Rのホワイトプリンタブルメディアに印刷できるインクジェットプリンターもあるようですが、1枚ごとに印刷しないといけないし、汚れや傷、水分で滲みなどが生じることもあります。

プリンターの性能上、インクを吹き付けるので品質はイマイチだとは思いますが、お手軽な印刷方式だと思いますので多くの方が利用されているようです。

当社では業務用のインクジェットプリンターをご用意していますので、急な対応にもお応えできますが、100枚を超えてくると料金的にはプレスをオススメしています。盤面印刷、データコピーを考えると、1ロットが100枚未満の場合に効果的だと思います。

●カラーレーザー印刷
オフィスのコピー機がレーザー方式です。そのカラー版がカラーレーザーと言われている印刷方式です。トナーインクをディスク盤面に定着させ、200℃に近い高温を瞬間的にあてることでインクを定着させます。

当社はRICOH製のDL220というCD専用印刷機を導入しています。
※2003年に製造中止になっておりますが、メンテナンスを繰り返して大事に使っていますので、まだまだ健在です。

盤面に直接インクを定着させていますが、耐久性、耐候性、耐水性に優れており、キレイな仕上りが特徴です。1時間に120枚の高速印刷が可能で、盤面が光沢(ミラー)でも印刷できます。

インクジェット同様、100枚以下の場合にオススメしていますが、インクジェットプリンター印刷のような盤面印刷のトラブルはございませんので、当社としてはオススメしています。

しかし、全面ベタ印刷、規則的なグラデーション、小さなカラー文字などは、あまりオススメできませんし、CD-R専用印刷機ですのでDVD-Rへは印刷できません。

●シルクスクリーン印刷
インクジェットプリンター印刷、カラーレーザー印刷が、CD-Rというブランクメディアを使用するのと違って、シルクスクリーン印刷はプレス工場で印刷することになります。

音楽CDでよく利用される印刷方式ですが、特色インクと言われているインクを色毎に印刷する方式です。赤や青、白、黒、緑などのインクを、それぞれの色毎に印刷します。

当社の場合、白+最大4色まで印刷することができますので、それなりのデザインを表現することができますが、デザインを入稿する際には、各色毎に版を分ける作業と、色の印刷順を考えなければなりませんので、多少の慣れが必要です。

赤、青、白でデザインする場合は、赤の版、青の版、白の版を用意していただきます。この作業ができない場合は、当社へ依頼されてください。間違うとイメージ通りに仕上りませんので、注意が必要です。

更に、薄い色から濃い色で印刷しないと、インクが透けてしまい見た目の色が変わることがあります。赤、青、白でデザインする場合は、白→赤→青の順で印刷する必要があります。

また、ヌキ加工、ヌキ合わせ、ノセなどの細かいデザインが必要ですので、作業ができない方は無理をせずに当社に依頼するか、オフセット印刷をご利用ください。こちらのページで説明しています。

当社ではCD-Rにもシルクスクリーン印刷が選択できるようになっていますが、経済ロットは5,000枚からとなりますので、小ロットではオススメできません。ディスク製造工場での印刷になりますので、高品質ですが、納期がかかります。

●オフセット印刷
プレス時に利用できる印刷方法で、DVDでよく利用される印刷方式です。プロセスインクと呼ばれるCMYKの4色を掛け合わせてフルカラーを表現する印刷です。

フルカラーの写真を表現するには、オフセット印刷を利用するしかありません。シルク印刷に比べるとデザイン時に注意することもなく、見た目のまま印刷されますが、網点で表現されているので、全ての色を完全に再現することはできません。

特にディスクへの印刷は、プラスチックに印刷していますので、紙への印刷に比べて仕上りに差が出てきます。こちらのページで説明しています。

当社の場合、白+CMYK+特色1色まで印刷することができます。特色1色はアップチャージ、印刷条件がございますので、担当者までお問合せください。


このように印刷方式では、仕上りの差がありますし、製造工程によっては利用できない場合もございます。ご希望のデザインがどの印刷方式に合っているのか、どの印刷方式じゃないと表現できないかは、様々な条件でかわりますので、お電話いただきましたら説明いたします。

遠慮せずにお電話にてお問合せください。
内容をお聞かせいただいた上で、ご説明させていただきます。  


Posted by sinjo at 01:49Comments(1)デザイン

2007年11月06日

DVDオーサリングのトラブル

最近多くなっているトラブルで、このようなものがございます。

『プレス工場でスタンパー製造時にエラーが出てプレスできない』
当サイトでは、オーサリング済みのマスターをご入稿くださいとお知らせしています。
9割以上の方がDVD-Rで入稿されてきますが、20名に1名ほどこのようなエラーになります。

依頼者に詳細を聞いてみると、DVDレコーダーでマスターを作ったし、ファイナライズをしましたと言っています。ちょっと待ってください。それはオーサリングではないですよ。

DVDプレスを依頼される方がどのような環境で制作するかはわかりませんが、当社が言うオーサリングとはパソコンでオーサリングソフトを使ってマスターを制作することを言います。

確かにDVDレコーダーは編集が楽ですが、きちんとしたDVD-VIDEOの国際規格にはならないようですので、マスターDVD-Rにはなりません。

すべてのDVDレコーダーがNGになのかの情報等はありませんが、オーサリングはパソコンでされるようにお願いします。もしオーサリングができない環境の方は、決して無理をせずに当社へオーサリングを依頼されてください。

全てのDVDレコーダーがNGということでもないようです。DVDレコーダーで作成した方は、必ず伝えてください。  


Posted by sinjo at 18:38Comments(0)オーサリング

2007年08月30日

CD-ROMとAudioCDの違い

CD-ROMとAudioCDの違い、CD-ROMはPC用でAudioCD音楽用で・・・
こんなことは皆さんご存知ですので、プレス会社からの目線でブログを書きます。

プレスする際には、スタンパーという原盤を作成し、スタンパーを元に複写して製造します。
このスタンパーを作成する際に、CD-ROMとAudioCDではちょっとばかり製造方法が違うんです。

近頃のAudioCDは、CD-TextやCD-EXTRAなどの音楽CDだけの利用方法ではなく、PCでも利用できるような機能を追加することができます。

CD-Textはタイトル等の情報を入れたり、CD-EXTRAはAudioCD+CD-ROMの機能を持ち合わせています。今から約25年前に開発されてから、新しい技術が発明される度に徐々に規格も変化しています。

プレスの場合、CD-ROMなのかAudioCDなのかを伺って製造ラインを決定するのですが、CD-TextやCD-EXTRAもAudioCDなのですが、AudioCDのラインで製造すると不具合が生じてしまいます。追加している機能が削除されてしまうことがあるのです。

厳密に言えば、AudioCDはCD-DAという規格になり、CD-TEXTと同じ規格書ではありますが、物理仕様としては別の仕様になります。レッドブックと呼ばれる規格基準書で定められています。CD-ROMはイエローブック、CD-EXTRAはブルーブック、Video-CDはホワイトブックで定められ、物理データとしては別の規格になるのです。

プレスする際には、基準書に従ってプレスするため、CD-DAで受けたマスターは、CD-DAで作成するため、CD-EXTRAで作成されていたとしても、Audio部分しかデータが収録されないことになるのです。

今回はちょっと話が難しいかな。

ライティングソフトで様々な機能を追加した場合、規格によってはプレス行程を変えないといけない事もありますので、通常のCD-ROMとAudioCD以外の規格の場合は、必ず依頼時にお伝えください。

また、CD-TEXTの場合は、日本語で入力するのは避けてください。海外でプレスする場合は、文字化けします。日本語で入力した場合は、日本国内でプレスしなくてはならなくなります。

次のブログはDVDのマスター製造についてを書きます。  


Posted by sinjo at 19:46Comments(0)CDプレス

2007年08月26日

マスターCD for Audioの作り方

マスターCD for Audioの作り方の2回目。
今日は実際に書込む場合の注意点をお教えします。

レコーディング、トラックダウン、マスタリングはできていると仮定しています。

当社では、Macintoshを使用してマスターCDを作成しますが、Windowsでも全く同じです。
ソフトウェア、CD-R/RWドライブは、日頃使い慣れたもので、AudioCDの規格に沿った書込みができる環境で書込みをしてください。

注意するのはココからです。

まず、CD-Rの書込み方法ですが『ディスクアットワンス』で書込んでください。
トラックアットワンスやセッションアットワンスなどは、エラーの原因になります。
『ディスクアットワンス』とは、一度の書込みですべてを完成させる書込み方法で、データを一度も中断させていません。

ライティングソフトによっては、曲を追加できるようになっている場合もありますが、マスターCDとしてはNGになります。
音楽プレイヤーで再生できても、CDプレスの場合は致命的なエラーになりますのでご注意ください。

次にパソコン周辺の環境で『UPS/無停電装置』がついているかが問題になります。
UPSがついているのでしたら、特に注意することはございませんが、UPSがついていない場合は、電源ノイズが入る可能性がありますのでご注意ください。

特に、蛍光灯、冷蔵庫、エアコン、扇風機などの、コンプレッサーやモーターから発生するノイズが、マスターCDに入り込むことがあります。
また、音飛びが発生することもありますので、マスターCDを書込みする時だけは、他の電化製品の電源をOFFにすることをオススメします。※マスターCDを書込む時だけご注意ください。
これまでの製造では、1/50の確立でマスターCDにエラーがありました。

次に書込みの倍速です。
これは一概には言えませんが、ドライブとメディアの推奨する倍速で、できるだけ低速で書込みをしてください。
もし、ドライブとメディアが2〜52倍速対応の場合は2倍速がオススメです。
ドライブが4〜16倍速、メディアが2〜52倍速の場合は、4倍速で書込みをしてください。

ハイスピードで書込みすると、データの欠落のリスクがでてきます。
逆に推奨倍速以下(1倍速など)ですと、レーザー超過(焼き過ぎ)になってしまいます。
※1倍速対応の場合は、できれば1倍速がオススメです。

ドライブとメディアの相性をキチンと確認してから書込みしましょう。

これでAudioCDのマスターが出来上がりました。
最後に、筆先の柔らかいペンでレーベル面にタイトルを書き入れてください。ボールペンは×ですよ。
できれば、CD-R専用ペンを使用した方がいいです。

あと、タバコの煙や指紋、ホコリがつかないように、大事に扱ってくださいね。

入稿前に必ずやる事。
1)マスターCDは絶対にプレイヤーで再生しないでください。
  ※極力傷をつけない事と、無駄なレーザーをあてないため。
2)出来上がったマスターCDから、サブマスターとして2枚コピーしてください。
  コピーしたマスターCDのコピーをプレイヤーで再生して、最終チェックをしてください。
  ※1枚は控え、1枚はマスターCDと一緒に当社宛に送付します。
3)プラケースに納めて、緩衝材で包装してマスターCDを郵送してください。

以上で、マスターCDが入稿できました。あとはプレス工場でデータチェックを行って、OKならプレス行程に進みます。NGなら再入稿です。
当社から何らかの指示があると思いますので、しばらくお待ち下さい。

次のブログは、CD-ROMとAudioCDの違いです。  


Posted by sinjo at 15:34Comments(1)CDプレス

2007年08月25日

マスターCD for Audioの作り方

マスターCD/マスターDVDの作り方を教えてください!!
って質問も多いんですよ。

CDとDVDではちょっと違いますので、今日はマスターCD for Audioの作り方をお教えします。
※レコーディング〜マスタリングについては今後のブログで紹介します。

レコーディングを済ませて、音の調整が完了すると、マスターCDを作成します。
ハードディスクレコーディングやMTRでマスターCDを作成する方も多いようですが、あまりオススメしません。できれば、パソコンを使って、専用ソフトでマスターCDを作成した方がいいですね。

理由は、AudioCDの規格に沿っていない場合があって、音飛びやエラーが発生する可能性があるからです。
「再生できますよ!」「コピーできましたよ!」とおっしゃる方も多いのですが、そうゆう事ではありませんので、ご理解くださいませ。

パソコンでと言いましたが、これはMacintoshでもWindowsでもどちらでも構いません。また、AudioCDの規格に沿っているのであれば、どのソフトウェアでも構いません。

どんなソフトで作成しているのかという質問も多いので当社の環境をお知らせします。
Macintosh G5 ・ OS 10.4.8 ・ Toast 6 Titanium
ほとんどのマスターCDはこの環境で作成しています。
※当社ではWindowsではマスターCDは作成していませんが全く問題ありませんよ。

どこのCD-Rを使っていますか?という質問も多いのですが、これは非常に難しい質問です。
今回のブログはAudioCDについての説明ですので、AudioCDに合わせた答えだとすると、太陽誘電製、CD-R for master、CDR-74MY10Pこれしかないでしょう。
Audio専用CD-Rが音がいい!という事をおっしゃるスタジオもあるようですがあくまでも噂。
マスターCDという目線で言えば、マスター専用CD-Rが一番いいです。

東京のスタジオから入稿される際には、必ずこのCD-Rが使われています。
沖縄のスタジオは・・・残念ながらよくわかっていないようです。
このCD-Rは、沖縄の量販店では販売していませんので、当社にて販売しております。
1枚525円です。ちょっと高いけど、マスターCDだけは贅沢をしてください。

デジタルデータの010101だから、どんなCD-Rでもいいのでは?音質も変わるの?って聞かれますが、具体的に説明はできませんが、安いメディアと高いメディアは同じではないです!としか言えません。
あくまでも私の意見ですが、忠実にデータを書込み、忠実にデータを詠込めるための、あらゆる技術が使われているのが高いメディアだと思います。

これから1,000枚もプレスするためのマスターCDなのですから、贅沢なCD-Rを使ってもいいのではないでしょうか。作品作りの第一歩です。ご検討ください。
せめて、日本製のディスクを使いましょう。

次回は、実際に焼き込み段階の注意点をお知らせします。  


Posted by sinjo at 10:36Comments(0)CDプレス

2007年08月21日

CDとCD-Rの違いは?

とにかく一番多い質問が、CDとCD-Rの違いについてです。

CDとCD-Rは見た目は全く同じです。ついでにDVDもDVD-Rも見た目には同じです。
しかし、本当に同じなのでしょうか???

残念ながら、同じように見えても、同じものではありません。
構造も違えば、使用方法も違います。

CDはどうやって作るのか。※わかりやすく説明してます。
1)スタンパーと呼ばれている、原盤を製造します。
2)原盤にポリカーボネイトを流し込み、原盤から型を抜きます。
3)レーザー光線が反射するように、アルミ膜をコーティングします。
4)アルミ膜が剥がれないように、コーティングします。
5)収録された内容がわかるように、レーベル面に印刷します。

CDとは、工場で製造されるCDの事を言うのです。
大量生産向きの製造方法で、プレス専用機械で作られています。
CDショップで市販されているCDは、このような行程で製造されています。

じゃあCD-Rはどうやって作るのか。
CDとは一つだけ製造過程が違うのです。
アルミ膜との間に、レーザーで変化する薬品がコーティングされています。
要するに、レーザー光線で、デジタル信号を焼き付けられるのです。

ん〜。わかりにくいですか?
これでも、わかりやすく説明しているのですが・・・

CDは物理的にデータが書込まれていて、CD-Rは化学的にデータが書込まれているんです。
これでわかりますか?

近頃は、CD-Rディスクの性能が飛躍的に良くなっているので、簡単にCD-Rで製造しているようですが、製造方法が違いますので、使用方法も違うことをご理解ください。

ここからが、本題です。
『なぜCD-Rじゃダメなの?』って良く聞かれます。

当社ではCDプレス/DVDプレスの業務をしています。
近頃はインディーズバンドがCD-Rで製造して、手売り販売するバンドも増えていますが、ショップではCD-Rを受付けてくれないということで、当社に相談に来る方が増えているのです。

ショップがCD-Rを受付けてくれない理由は
1)音飛びや再生不良を起こすため。
2)再生できないプレーヤーがあるため。
3)いつかは、データが消えて聞けなくなるから。
この3点です。クレーム対応できないからCD-Rを扱ってくれないのです。

CD-Rはパソコン等で、レーザー光線を充ててデータを書込みます。プレーヤーではレーザー光線を充ててデータを読込みます。ずー−っとレーザーが当っているので、いつかはデータが読めなくなるのです。
光で焼き込むということは光で変化するのです。だからCD-Rは長期間保管できないのです。

CD-Rは半永久的に保存できるディスクではないのです。
半永久的に保存できるのはCDプレス/DVDプレスなのです。
ですからショップもプレスされたディスクしか扱ってくれないのです。

この質問、すごく多いんですよ。1週間に3回以上は説明しています。
ぐだぐだ言うのも面倒なので、ズバリいいます。

CD/DVDはプレスしないと、データが消えるリスクがあります。
値段をつけて売るのならば、CD-R/DVD-Rでは購入する人に失礼です。

インディーズだから・・・個人だから・・・枚数が少ないからと言って、CD-R/DVD-Rで配布するのもどうでしょうか。500円以上で販売するのなら、CD-R/DVD-Rを使ってはいけません。

そんな相談をずーっとしています。
みなさんがわかってもらえる日まで説明し続けないといけないんです。

当社は、沖縄県で唯一CDプレス/DVDプレスで製造できる会社です。
多くのインディーズCDやDVDビデオを製造してきました。
個人レベルで製造できる時代になってきましたので、一番原点の質問が多いんですね。

これからは、このような質問からCD/DVDを個人でも製造できるまで、このブログで紹介していきたいと思います。  


Posted by sinjo at 19:46Comments(8)CDプレス

2007年08月21日

CD/DVD作成支援のブログ開設しました

ブログ開設しました。

最近自社サイトの方への問い合わせが増えてるんですよ。
個別に返事をしているのですが大変なんで、ホームページに掲載しようかと思ったのですが、ブログで返答することにしました。

CDやDVDを作成するにあたって、ご質問などがありましたら、当ブログでご質問ください。私が知っている限りでお応えしたいと思います。自社サイトにきた問い合わせも、このブログを使って返答することにします。

どうぞよろしくお願いします。  


Posted by sinjo at 19:07Comments(0)